日本人が使いこなせない英語

医療現場で使われている英文を考察します。

現在分詞と過去分詞の違い

Differences between present particles and past particles

 

分詞句は名詞を修飾する形容詞として使う。

 

分詞句は現在分詞または過去分詞で始まる。

 

1語からできた分詞は形容詞の働きをし、名詞の前に配置される。

 

現在分詞の例:

accompanying symptom

付随する症状

diagnosing machine

診断装置

emerging evidence

明らかになった根拠

predisposing condition

素因

presenting picture

現出の臨床像

 

 

過去分詞の例

administered medication

投与された薬剤

admitted patients

入院患者

balanced nutrition

バランスの取れた栄養

damaged system

損傷を受けたシステム

expected outcome

予測された成果

 

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写真: 海馬は記憶の固定のほか、空間記憶にも重要な役割を持っている。

写真出典: Searchengineland.com

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動名詞の隠れた主語

Hidden subjects underlying gerunds

 

 

動名詞の基礎となる動詞の主語は通常明確には表されない。

 

例文1

Mixing up a patient who had to undergo a cancer surgery with a healthy adult (a) embarrassed the scrub nurses terribly.     

ガンの手術をうけるべき患者と健常人の取り違えは手術室看護師を極度に困惑させた。

 

用語

healthy adult

noun

健常人

mix up

pvt

(患者を)取り違える

scrub nurse

noun

手術室看護師

* pvt = phrasal transitive verb

 

解説

(a) ...  動名詞句「mixing up ...」の隠されている主語は「scrub nurses」である。

 

 

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写真: 手術室内の様子

写真出典: Health Catalyst

 

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動名詞により動詞を名詞として働かせることができる。

Gerunds functioning as nouns

 

動名詞句は動詞の現在分詞形単独または目的語、補語、修飾語からできており、名詞句として機能する。

 

動名詞句は主動詞の主語、目的語、補語、および前置詞の目的語として使うことができる。

 

主語の場合

 

例文1

Patient's sneezing(a) was likely to spread influenza virus. 

患者のくしゃみがおそらくインフルエンザウイルスを拡散させた。

 

用語

sneeze

nvi

くしゃみをする

 

解説

(a) ...  「sneezing」は動詞「sneeze」の現在分詞形で名詞句として文の主語になっている。動名詞では主語が省かれている。

 

 

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写真: 杉の木から出る花粉

写真出典: Cedar Tree Pollen cloud

 

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間接話法における依頼、要求、忠告、質問

Orders, requests, advice, and questions in indirect speech

 

間接話法で依頼、要求、忠告を表すときは伝達動詞に人を表す目的語と「to」不定詞句を続ける。

 

依頼、要求、忠告を表す伝達動詞の例:

advise, ask, beg, command, forbid, instruct, invite, order, persuade, remind, tell, warn

 

例文1

The physician advised the patient to sparingly take(a) analgesics.  

医師は患者に鎮痛剤は控えめに服用するように忠告した。

 

用語

sparingly

adv

控えめに

take

vt

服用する

analgesics

noun

鎮痛剤

 

解説

(a) ...  伝達動詞「advise」は人を表す目的語と「to」不定詞句で人に対する忠告を表している。

 

 

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写真: 市販薬鎮痛剤ロキソニンS

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人の考えや感情を伝える表現 ― 間接話法

Reporting structures expressing people's though and feelings

 

人の考えや感情は直接ではなく、間接的に表現することができる。

 

この表現方法を間接話法とよぶ。

 

間接話法は伝達節と被伝達節から作られる。

 

伝達節では人の考えや感情を表す動詞を使う。

 

被伝達節では「that」節を使う。

 

伝達動詞には人を表す目的語が必要なものと、必要としないものが存在する。

 

人を表す目的語を必要としない伝達動詞の例:

admit, mention, describe, explain, introduce, prove, propose, recommend, reveal, say, suggest

 

例文1

Researchers revealed that(a) patients experiencing acute attacks of asthma are using their accessory muscles of respiration.

研究者の報告から喘息の急激な発作が生じる患者は呼吸補助筋を使っていることが判明した。

 

用語

accessory muscle

noun

補助筋

respiration

noun

呼吸

 

解説

(a) ...  伝達節で伝達動詞「revealed」が使われ、被伝達節を「that」節で導いている。

 

 

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写真出典: Medical Journals

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主動詞と準動詞の違い

Difference between main verbs and verbals

 

主動詞

文における主動詞は現在、過去、未来などの時制を有し、動詞は主語の人称と一致する。

 

例文1

Obstruction of urine flow out of the nephron disrupts(a) the ability of renal tubules.

ネフロンからの尿の流れが妨げられると尿細管が機能しなくなる。

 

用語

disrupt

vt

妨げられる

nephron

noun

ネフロン

obstruction

noun

閉塞

renal tubule

noun

尿細管

 

解説

(a) ...  文は単純現在形であり、主語が「obstruction」は3人称単数であるから、主動詞は「disrupts」の形をとる。 

 

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写真出典: Timeshighereducation

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「ask」と「inquire」を使った間接疑問文

Reported questions using "ask" and "inquire"

 

誰かの質問を表す文を間接疑問文とよぶ。

 

間接疑問は肯定文で主語は文の先頭に来る。

 

英語では会話における質問では「ask」が多く使われ、文章による質問では「inquire」が多く使われている。

 

「ask」は能格動詞で自動詞としても他動詞としても使われる。

 

例文1

In evaluating the anemic patient, the clinician must first ask whether(a) the anemia is caused by decreased production of red cells or by loss of blood cells as a result of hemorrhage or hemolysis.

貧血の患者を診察するときは、臨床医は最初に貧血が赤血球の生産の減少によるものか出血または溶血による損失によるものかを質問しなければならない。

 

用語

anemic

adj

貧血の

hemolysis

noun

溶血

 

解説

(a) ...  伝達動詞「ask」が他動詞として使われているが、目的語「patient」は省略されている。

 

 

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写真出典: Hand holding vacuum venipuncture test tube

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