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医療現場の英語

医療現場で使われる英語を解説します

stereotactic radiosurgery

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定位放射線手術

定位放射線手術は非侵襲の放射線療法の1つであり、手術ではありません。

通常の外科手術と異なり、開頭手術や開腹手術は必要ありません。治療は手術室では無く、放射線照射設備で行われます。

 

放射線は腫瘍細胞を直接死滅させたり増殖を抑えます。放射線は腫瘍細胞と正常な細胞を区別せず、両方の細胞に影響を与えます。定位放射線手術では高出力のX線ビームを脳の小さな領域に焦点を合わせて照射します。この精密に焦点を合わせて照射を行う療法を放射線手術と呼びます。

 

定位放射線手術は脳及び脊髄に出来た小さな腫瘍(良性および悪性)、脳血管の異状、癌の所定の領域、肺や肝臓に出来た小さな腫瘍、及び歩行障害のような神経障害の治療に使用されます。

 

コンピュータを使用して、放射線を腫瘍に精密に焦点を合わせて照射します。ヘッド・フレーム又はフェース・マスクを使用することにより腫瘍に精密に焦点を合わせた照射が行なえます。その結果、正常な脳の組織への照射を最小にすることが出来ます。

 

治療においては、ステロイド剤又は鎮静剤の点滴を行います。放射線手術によっては軽量のヘッド・フレーム又はフェース・マスクを使用して、腫瘍の正確な位置を定めたり、治療時に頭が移動しないようにします。治療は15分から2時間で終了します。必要に応じて、1晩病院で経過観察する場合もあります。患者は通常1から2日で通常の生活に戻れます。

 

治療により、副作用が出ない場合もありますが、放射線により脳に水腫が出来るため副作用が出る場合があります。副作用として、むかつき、嘔吐、めまい、及び頭痛があります。

 

治療後2から3週間、治療部位の髪の毛が抜けることがあります。髪の毛の抜け方は、放射線量と照射部の毛嚢の治癒力で異なります。3から4ヶ月で髪は生え始めますが、色や質に変化が出ます。頭皮には一時的に炎症が起きます。

 

治療を受けてから、数週間又は数カ月後に副作用が現れる場合があります。放射線の効果又は放射線壊死により、治療部位で細胞死が生ずる場合があります。症状は腫瘍再発や脳卒中と同様です。