医療現場の英語

医療現場で使われる英語を解説します

retinitis pigmentosa

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網膜色素変性

網膜色素変性は徐々に進行し、多様な遺伝変異により発症する網膜と網膜色素変性疾患です。症状として夜盲、視野狭窄、それに視力低下が起こります。

 

網膜には錐体細胞と桿体細胞の2種類の光受容細胞があり。錘体細胞は網膜の中心の黄斑部に存在して視力や色覚に関与します。感度が低いため暗い所では機能せず、所定の光量が必要です。これに対して桿体細胞は黄斑部の周囲に存在して周辺視野や明暗を認識します。感度が高いために暗い所で機能し、僅かな光量で反応します。

 

網膜色素変性では桿体細胞から障害が出るために暗い所が見えにくくなり(夜盲)、周辺視野が狭くなり、続いて錘体細胞も障害が出て視力低下が起こります。

 

日本では10万人につき18.7人の割合で発症しています。

 

検査方法としては眼底検査、視野検査、及び蛍光眼底検査が行われます。

 

眼底検査では眼底の状態を調べます。網膜の色素変化、毛細血管の狭窄、骨小体色素沈着が調べられます。

 

視野検査では、輪状暗点、部分視野欠損、求心性視野狭窄が検査されます。

 

蛍光眼底検査では、造影剤を使用して網膜の萎縮が調べられます。

 

治療法としては症状の進行を抑えるためにヘレニエン、ビタミンA、などが処方されますが、効果は限定的です。

 

現在、iPS細胞から作った網膜の移植やアメリカのArgus IIや岡山大学の人工網膜OUReP(オーレップ)の研究が進んでいます。

 

Argus IIは実用化されており、OURePは2016年治験予定です。