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医療現場の英語

医療現場で使われる英語を解説します

symptoms and treatments for allergic reactions

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アレルギーの症状と治療法 

 

アレルギーとは異物に対して体の免疫システムが異常又は過剰に反応することです。体の器官に対しても異常な免疫反応が起こります(自己免疫疾患)。

 

アレルギー症状

皮膚 … かゆみ、発疹

眼 … 異物感、かゆみ

上気道 … 口蓋掻痒、鼻水、くしゃみ、鼻詰まり

下気道 … 喘鳴、咳、呼吸困難

胃腸 … 吐き気、嘔吐、痙攣痛

 

治療法

  • 緊急処置
  • アレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)の除去又は回避
  • H1遮断薬
  • 肥満細胞安定薬
  • 抗炎症コルチコステロイド及びロイコトリエン遮断薬
  • 免疫療法(減感作療法)

 

緊急処置

重度なアレルギー反応(例えば、アナフィラキシー)に対しては緊急処置が必要です。

 

気道が塞がれた場合(例えば、血管浮腫)、気道確保を最優先で行います。エピネフリン投与及び/又は気管挿管が必要です。

 

環境管理

次の方法で、アレルゲンの除去又は回避を行います。

  • 寝具の洗濯を頻繁に行う。
  • ゴキブリを駆除する。
  • 部屋の除湿を行う。
  • 高性能の掃除機で部屋を掃除する。
  • アレルギーのある食物は摂取しない。
  • ペットを避ける。

 

更に、煙草の煙、強い臭気、刺激性の煙、粉塵、冷気、多湿は避ける必要があります。

 

H1遮断薬

抗ヒスタミン薬は受容体を遮断しますが、ヒスタミン産生や代謝に影響は与えません。

 

H1遮断薬はアレルギー疾患の主要な治療薬です。H2遮断薬は胃酸抑制に主として使用され、アレルギー反応の抑制には効果は限定的ですが、特に慢性的な蕁麻疹の治療など、アトピー性疾患の治療に補助的に使用されます。

 

肥満細胞安定薬

肥満細胞安定薬は肥満細胞からの伝達物質の分泌を遮断します。

 

肥満細胞安定薬は他のアレルギー治療薬(抗ヒスタミン薬、ステロイド外用薬)が効果が無いか、耐性が無い場合に使用されます。

 

抗炎症薬

コルチコステロイドは点鼻薬又は経口薬として服用されます。

 

コルチコステロイド経口薬は次の場合に服用されます。

  • アレルギー反応が重度で、自然治癒するが、コルチコステロイド外用薬では治療できない場合(急性喘息の悪化、重篤な広汎性接触皮膚炎、など)。
  • 他の治療法では効果がない疾患。

 

眼用コルチコステロイドは感染リスクがあるため眼科医の指示がなければ使用できません。

 

アレルギー性結膜炎のため結膜充血やかゆみを軽減するための非ステロイド性抗炎症点眼薬が使用できます。

 

免疫療法

アレルゲンが除去できず薬剤での治療ができない場合にはアレルゲンを注射により徐々に体内に取り込む(減感作療法又は脱感作療法)又は実質的に大量のアレルゲンに露出することによりアレルゲンに対する耐性を作り出します。

 

Keywords

アトピー性疾患 atopic disorder;アナフィラキシー anaphylaxis;エピネフリン epinephrine;気管挿管 endotracheal intubation;下気道 lower respiratory;血管浮腫 angioedema;減感作療法 hyposensitization;呼吸困難 dyspnea;自己免疫疾患 autoimmune disorder;上気道 upper respiratory;蕁麻疹 urticaria;ステロイド外用薬 topical corticosteroid;接触皮膚炎 contact dermatitis;喘鳴 wheeze;脱感作療法 desensitization;吐き気 nausea;鼻づまり nasal obstruction;鼻水 clear rhinorrhea;肥満細胞安定薬 mast cell stabilizer;発疹 rash;ロイコトリエン leukotriene