医療現場の英語

医療現場で使われる英語を解説します

volar flexor tenosynovitis

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掌屈筋腱鞘炎

掌屈筋腱鞘炎は手のひらの浅指屈筋と深指屈筋の腱鞘の炎症です。掌屈筋腱鞘炎は一般的な疾患ですが、しばしば見逃されています。指を曲げると手のひらが痛みますが、場合により、痛みが背側の近位指節関節及び中手指節関節に広がるため、誤診につながります。手のひらの腱鞘の局部圧痛の有無と腫脹の触診で診断が行われます。この疾患は主に中指と人差し指に生じますが、薬指と小指にも現れる場合があります。線維組織で出来た結節は手のひら側の中手指節関節近位で触診できます。この結節は通常の腱の滑りを妨げ、患者には不快な感覚が生じます。親指の屈筋腱で同様な症状が現れます。この疾患の主たる原因は屈筋腱の過度の筋緊張状態で、手で物を把持することにより生じる手の酷使外傷によるものです。

 

掌屈筋腱鞘炎は関節リウマチ、乾癬関節炎、又はアパタイト結晶沈着症のような炎症疾患の一部として現れる場合もあります。

 

長期間効力があるステロイドを腱鞘に注射することで症状が改善します。難治性疾患の場合は腱鞘の手術が必要です。

 

Keywords

アパタイト結晶沈着症 apatite crystal deposition disease;関節リウマチ rheumatoid arthritis;乾癬性関節炎 psoriatic arthritis;近位指節関節 proximal interphalangeal joint;腱鞘 tendon sheath;掌屈筋腱鞘炎 volar flexor tenosynovitis;深指屈筋 flexor digitorum profundus;浅指屈筋 flexor digitorum superficialis;中手指節関節           metacarpophalangeal joint