医療現場の英語

医療現場で使われる英語を解説します

psoriasis

広告

乾癬

乾癬は皮膚の細胞のライフサイクルを変化させる皮膚の疾患です。乾癬により細胞が皮膚の表面に急激に増殖します。過剰に増殖した皮膚細胞はうろこ状の紅斑になります。乾癬は慢性疾患であり、症状は悪化と回復を繰り返します。

 

乾癬の治療の目標は皮膚の細胞が急激に増殖しないようにすることです。完治することはありませんが、治療により症状が顕著に改善します。対症療法としてコルチコステロイドや紫外線療法により症状が改善します。

 

この疾患の罹患率は2から3%です。患者の3分の2は遺伝性です。乾癬は22.5歳と55歳の2回、罹患し易い年齢があります。15歳未満で罹患した場合は遺伝性で、症状が重くなります。

 

病因

乾癬は先天的と後天的な免疫系が関係し、ケラチン生成細胞の異常増殖によるものです。遺伝子的に罹患しやすい患者において、発病要因によりT細胞が活動し、サイトカインが作られ、好中球の流入、炎症介在物の分泌が行われます。これにより皮膚病変が生じます。発症リスクとして、感染(連鎖球菌、HIV感染)、ストレス、又は身体の外傷があります。

 

症状

乾癬は皮膚、頭皮、及び爪に現れます。皮膚病変では紅斑、丘疹、又はうろこ状に剥奪する鱗屑で覆われたプラークが出来ます。鱗屑を剥ぐと、点状の出血が見られます(アウスピッツ徴候)。これは表皮の血管新生を示しています。

 

乾癬には幾つかの形態がありますが、代表的な形態は尋常性乾癬です。この疾患は、難治性で丘疹鱗屑性でほとんど肘、膝、及び頭皮に現れます。

 

乾癬は潰瘍性大腸炎、リンパ腫、メタボリック・シンドローム、心臓病、鬱病、喫煙、飲酒と強い関係があります。

診断

ほとんどの場合、乾癬の診断は病歴と診察室における検査にもとづいて行われます。

 

治療

治療法として、局所薬、紫外線治療、及び全身薬があります。症状が軽いときは、局所用コルチコステロイドを使用します。広範な病変がある場合は、ナローバンド紫外線B波照射を行います。効果がない場合は、ソラレン誘導体の投与と紫外線A波の照射を行います。

 

Keywords

アウスピッツ徴候 Auspitz sign;炎症介在物 inflammatory mediator;潰瘍性大腸炎 ulcerative colitis;乾癬 psoriasis;乾癬性関節炎 psoriatic arthritis;丘疹 papule;丘疹鱗屑疾患 papulosquamous disease;局所薬剤 topical medication;ケラチン生成細胞 keratinocyte;紅斑 erythematous macule;サイトカイン cytokine;趾節間関節 interphalangeal joint;尋常性乾癬 psoriasis vulgaris;粃糠疹(ひこうしん) pityriasis;皮膚病変 cutaneous lesion;鱗屑(りんせつ)scale;リンパ腫 lymphoma;連鎖球菌 streptococcus