読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

医療現場の英語

医療現場で使われる英語を解説します

causes and remedies of blood sugar spike

広告

血糖値スパイクの原因と対策

糖尿病を発症していない人で普段の血糖値は正常だが、食後の短時間だけ血糖値が急上昇する現象が起きています。

 

この“血糖値スパイク”は通常の健康診断では見つけることが困難で、食後1から2時間の血糖値を調べなければ、血糖値スパイクが起きているかわかりません。

 

血糖値スパイクが起きると、細胞から大量の活性酸素が発生します。活性酸素は、細胞を傷つける有害物質で、血糖値スパイクは動脈硬化につながる原因であることが判明しました。動脈硬化は心筋梗塞や脳梗塞を引き起こし、突然死のリスクが高まります。

 

更に、インスリンが多い状態では、アミロイドベータが脳内に蓄積し、アルツハイマー型認知症を引き起こします。血糖値スパイクは脳内でアミロイドベータ」の蓄積が進んでいる可能性があるほか、インスリンの細胞増殖機能により癌細胞を増殖させる危険性もあります。

 

血糖値スパイクの原因と対策

そこで、血糖値スパイクを引き起こす原因を取り除く必要があります。

 

1. 誤った食事

血糖値のコントロールに一番注意することは食事です。食物に含まれている炭水化物である糖とデンプンが血糖値に影響を与えるからです。炭水化物を適度に摂取することが必要ですが、果汁に摂取すると血糖値が急激に上昇します。炭水化物の例として白米、麺、加工食品、揚げ物があります。果物は糖を多く含んでいますが、適度な摂取は推奨されます。

 

良質な炭水化物を含んでいる食物には全粒パンやシリアル、大麦などの未加工の穀物、豆類、全粒小麦パスタ、玄米、果物、ヨーグルト、及び野菜があります。

 

食物繊維は血糖値を低下させます。繊維質を多く含んでいる食品には全粒、糖分の少ない果物、野菜、及び豆類があります。

 2.  睡眠不足

休息が不足するとフラフラになるだけでなく、体の調整がうまく効かなくなり、血糖値を低下させることができなくなります。

 

ある研究によると、6日間睡眠時間を4時間に減らすと、血糖値を下げる機能が約40%低下しました。これは、深い睡眠は、神経系の動作が緩やかにし、脳が使用するグルコースが低下するからです。

 

3.  運動過剰又は運動不足

ウオーキングや家事などの軽度な運動でも、血糖値を下げることができ、体がインスリンに良好に反応するようになります。体を十分に動かさないと、血糖値が上昇します。運動を過剰に行っても、同様なことが起こります。ベンチプレスや徒競走などの激しい競技も血糖値を上昇させます。

 

運動は体全体を使うので健康の維持にはもっとも重要です。血糖値が気になる場合は、極度な運動は避ける必要があります。

 

4. ストレス

ストレスは闘争・逃走反応です。ストレスは体が攻撃に対処するように準備させます。ストレスがあると、ホルモンのレベルは上昇します。この結果、体内のエネルギー源であるグルコースと脂肪が燃焼して、脅威に立ち向かうことが出来ます。ストレスは血糖値を間接的に上昇させます。

 

ストレスに打ち勝つには、リラックスする方法を学びます。瞑想、ヨガ、マッサージが有効です。

 

5. 一部の薬剤

インスリンは血糖値を降下させます。処方薬を飲み忘れたり、併用禁止薬を服用すると、血糖値が急上昇することがあります。コルチコステロイドなど一部の薬剤は血糖値を急上昇させます。この他、血糖値を上昇させる薬剤として利尿剤、うつ病治療薬、高血圧薬などがあります。

 

6.  歯磨を行わない、デンタルフロスで歯間の掃除を行わない

歯周病が悪化すると、血糖値のコントロールが困難になります。感染と同様に、歯周病は血糖値を上昇させます。歯周病を悪化させないために、歯磨き、デンタルフロスを使用した歯間の清掃、それにマウスウオッシュで口腔の殺菌を毎食後行う必要があります。

7.  喫煙

喫煙はインスリンの効き目を悪くし、血糖値の低下を困難にします。

 

血糖値は体内及び体外の影響を受けて、変動します。血糖値が急上昇する原因を知り、リスクを取り除くことにより、重大な疾患から体を守ることが出来ます。

 

Keywords

アミロイドベータ amyloid beta;インスリン insulin;うつ病治療薬 antidepressant;活性酸素 active oxygen;高血圧薬 blood pressure medicine;コルチコステロイド corticosteroid;歯周病 gum disease;心筋梗塞 myocardial infarction;炭水化物 carbohydrate;闘争・逃走反応 fight-or-flight response;糖尿病 diabetes;動脈硬化 arteriosclerosis;脳梗塞 cerebral infarction;利尿剤 diuretics