医療現場の英語

医療現場で使われる英語を解説します

amnesia

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健忘症

健忘症は事実、情報、経験などの記憶が失われる疾病です。健忘症では自分が誰だか分からなくなることはありません。

 

健忘症患者は通常平静であり、自分が誰であるか分かりますが、新しいことを学んだり、記憶することが困難になります。健忘症は記憶を司る脳の領域が損傷を受けて発症します。物忘れ(一過性全健忘症)と異なり、健忘症は生涯続く疾病です。

 

健忘症に有効な治療方法は確立していませんが、記憶力を高める方法や心理的な治療で、生活の質を向上させることが出来ます。

 

症状

健忘症には次の2つの特徴があります。

  • 発症後、新しいことを学ぶことが出来ない(前向性健忘症)  
  • 過去の事や、よく知っていた事を想起出来ない(逆行性健忘症)

 

健忘症患者の多くは短期記憶に障害があり、新しい情報を記憶しておくことが出来ません。新しい記憶はほとんど失われ、比較的古い記憶又は深く染み込んだ記憶は保持される場合があります。患者は子供時代の経験を思い出すことが出来ますが、今日が何日であるかや、朝食に何を食べたかは思い出せません。

 

単発的な記憶の喪失は患者の知能、知識、意識、注意持続時間、判断、性格、や個性には影響しません。健忘症患者は文字や話された言葉を理解出来、自転車の運転や、楽器の演奏を習うことは可能です。患者は自身が健忘症であることを理解できます。

 

健忘症の病状は認知症の病状とは異なります。認知症は記憶喪失を含みますが、他の重大な認知障害をあるため日常の生活に支障がでます。

 

物忘れも軽度認知障害に共通の症状ですが、軽度認識障害における記憶や他の認知障害は認知症の症状より軽度です。

この他の症状

健忘症の原因により、次の症状が現れることがあります。

  • 偽回想(作話)― 完全な作り話か、真実の記憶であるが時間に誤りがある。
  • 混乱又は見当識障害

 

Keywords

一過性全健忘症 transient global amnesia;偽回想 false recollection;逆行性健忘症 retrograde amnesia;軽度認知障害 mild cognitive impairment;見当識障害 disorientation;健忘症 amnesia;作話症 confabulation;前向性健忘症 anterograde amnesia;注意持続時間 attention span;物忘れ forgetfulness