日本人が使いこなせない英語

医療現場で使われている英文を考察します。

「if」節の使い方

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Using conditional clauses with “if”

 

  

「if」節を使うことにより、しばしば起こる事や状況、将来に起こるかもしれない事や状況、過去に起こっていたかもしれなかったが実際には起こらなかった事や状況、又は全く起こる可能性がない事や状況を表すことができる。

 

「if」節の前または後に主節を配置する。

 

しばしば起こる事や状況を表すとき主節も「if」節も単純現在形、現在進行形、または現在完了形を使う(直接法)。

 

例文1

If the patient does not come (a) to the hospital until the appointment time, the reservation is automatically cancelled(b).

 

患者は予約時間までに病院に現れなければ、予約は自動的に取り消される。

 

用語

appointment time ...  予約時間

 

解説

(a), (b) ...  直接法で、「if」節と主節の両方に単純現在形を使って、しばしば起こる状況を表している。

 

 

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写真: 平昌オリンピック金メダル

写真出典: PyeongChang2018

 

例文1の「if」節と主節の両方を現在完了形にすると、しばしば起こる状況ではなく、条件を表す。

 

例文2

If the patient has not come(a) to the hospital until the appointment time, the reservation has been automatically cancelled(b).

 

患者は予約時間までに病院に来なければ、予約は自動的に取り消されている。

 

解説

(a), (b) ...  直接法で、「if」節と主節の両方に現在完了形を使って条件を表している。

 

 

 

将来起こる事や状況を表すときは「if」節は単純現在形、現在進行形、または現在完了形を使い、主節は未来形を使う(直接法)。

 

例文3

If middle aged adults are(a) lack of physical activity and unhealthy eating, they will be diagnosed(b) in the next health examination as a lifestyle disease such as high blood pressure or diabetes. 

 

中年で運動不足で不健康な食事をしていると、次の健康診断では高血圧や糖尿病などの生活習慣病と診断されるだろう。

 

用語

diabetes ...  糖尿病

health examination ...  健康診断

high blood pressure ...  高血圧

lifestyle disease ...  生活習慣病

middle aged adults ...  中年

 

解説

(a), (b) ...  「if」節に単純現在形を使い主節に単純未来形を使って、将来起こる状況を表している(直接法)。

 

 

 

事や状況が起こることはないと考えるとき(現在の事実に反するとき)は「if」節は単純過去形または過去進行形で主節は助動詞「would」と動詞の原型を使う(仮定法過去)。

 

例文4

If the patient's gastric cancer recurred(a), he would die(b).

 

患者の胃癌が再発したら、死ぬだろう。

 

用語

gastric cancer ...  胃癌

recur ...  再発する

 

解説

(a)(b) ... 「if」節の動詞は単純過去形であり、主節に「would」と動詞の原形が使われているので、現在の事実に反することを表している(仮定法過去)。 

 

例文5

If the patient's gastric cancer were recurring(a), the cancer would metastasize(b).

 

患者の胃癌が再発したら、ガンは転移するだろう。

 

用語

metastasize ...  転移する

 

解説

(a), (b) ...  同じく仮定法過去であるが、「if」節では「be」動詞は「were」に変形する。

 

 

 

過去に起こる可能性があったが実際には起こらなかったことを表すとき(過去の事実に反する仮定)は「if」節は過去分詞形で、主節は「would have」と動詞の過去分詞形が使われる(仮定法過去完了)。

 

例文6

If this Olympic athlete had seen(a) a good sports doctor early to treat his injured knee, he would have prevented(b) a ligament damage from occurring and won(c) an Olympic gold medal. 

 

このオリンピック選手はスポーツドクターの診察を早く受け悪化した膝を治療していれば、靭帯損傷は防げ、金メダルが獲得できた。

 

用語

ligament damage ...  靭帯損傷

treat ...  治療を受ける

 

解説

(a), (b), (c) ...  「if」節が過去完了形で、主節が「would」と動詞の過去分詞形により過去の事実に反する仮定を表している(仮定法過去完了)。