日本人が使いこなせない英語

医療現場で使われている英文を考察します。

間接話法における伝達節と被伝達節

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Reporting clause and reported clause in indirect speech

 

話法には直接話法と間接話法がある。

 

直接話法は人の言ったことをそのまま伝え引用符が使われる。

 

間接話法は人の言ったことを話者が自分の言葉で言い換える方法である。

 

間接話法は伝達節と被伝達節から作られる。

 

 例文1

The physician told the patient(a)no sequela was going to happen to him(b).

医師は患者に後遺症は起こらないと言った。

 

用語

brain surgeon

noun

脳外科医

cerebral edema

noun

脳浮腫

sequela

noun

後遺症

 

解説

(a) ...  伝達節で話者は「physician」であり、伝える相手は「patient」である。

(b) ...  被伝達節における接続詞「that」はしばしば省略される。

 

 

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写真: British Libraryの閲覧室

写真出典: British Library

  

伝達節の動詞の時制は話者が言った時に合わせる。

 

例文2

Many patients have been told(a) previously that their symptoms are(b) “all in their head” and have had(c) their concerns dismissed.

多くの患者における症状は精神的なものであり、心配事は忘れてしまうと前から言われている

 

用語

concern

noun 

心配

dismiss

vt

忘れてしまう

 

解説

(a) ...  伝達節は受動態で現在完了「have been told」であるため話す相手「patients」が主語になっている。

(b) ...  被伝達節の1番目の文は事実を述べているため現在形の動詞「are」が使われている。

(c) ...  2番目の文は現在完了形の使役動詞「have had」である。

 

 

 

人がよく言うことや、過去に行ったことでも事実である場合は伝達節は現在形を使う。

 

例文3

Medical students often complain(a) that they have to learn too many things. 

医学生は学ぶことが多すぎると愚痴をこぼす。

 

用語

complain

vt

愚痴をこぼす

medical student

noun 

医学生

 

解説

(a) ...  人ががよく言うことであるため現在形で表している。

 

 

 

人の発言や考えを予測するときは伝達節に未来形を使うが、被伝達節は実際の時制に合わせる。

 

例文4

The physician will claim(a) that since the lung biopsy specimen revealed(b) no evidence of a malignant tumor, the patient would not take(c) a cancer treatment.

医師は肺の生検の結果患者の腫瘍は良性であり、患者はガンの治療は不要であるだろうと言うだろう。

 

用語

claim

vt

…は…であると主張する

lung biopsy specimen

noun

肺の生検標本

malignant

madj

悪性の

 

解説

(a) ...  伝達節では人の発言を予測しているため動詞が未来形「will claim」で使われている。

(b) ... 被伝達節の理由を表す副詞節では過去の出来事を表すために過去形の動詞「revealed」が使われている。

(c) ...  被伝達節の主節では推測を表すための助動詞が動詞の前に配置されている「would not take」。