日本人が使いこなせない英語

医療現場で使われている英文を考察します。

懸垂分詞は使用禁止!

広告

Never use dangling participles!

 

 

分詞節が非制限用法の場合、修飾する名詞から離れて文頭に置かれることがあるが誤りである。文に名詞が複数ある場合どれを修飾しているかわからなくなるからである。

 

例文1

The attending physician, having studied abroad(a), is teaching the resident.   

留学経験がある指導医が研修医を教えている。

 

用語

study aborad

vi

留学する

teach

vt

教える

 

解説

(a) ...  完了形の現在分詞句「having studied abroad」は制限なく直前の名詞「physician」を修飾しているので、意味は明確であるが、現在分詞句が文頭に置かれると、「Having studied abroad, the attending physician is teaching the resident.」、被修飾語は「physician」なのか「resident」なのか不明になる。「The attending physician is teaching the resident, having studied abroad.」との解釈も可能になる。

 

 

f:id:tpspi:20180407165140g:plain

写真: 心電図の波形

写真出典: Internists Associated

 

例文2

The endoscope, frequently broken down(a), is provided with a delicate image capturing sensor.    

しばしば故障する内視鏡には繊細な撮像センサーが備わっている。

 

用語

endoscope

noun

内視鏡

fine-caliber

adj

小口径の

image capturing sensor

noun

撮像センサー

 

解説

(a) ...  過去分詞句「frequently broken down」は制限なく直前の名詞「endoscope」を修飾しているので、意味は明確であるが、過去分詞句が文頭に置かれると、「Frequently broken down, the endoscope is provided with a delicate image capturing sensor.」となり、被修飾語は「endoscope」なのか「sensor」なのか不明になる。「The endoscope is provided with a delicate image capturing sensor, frequently broken down」との解釈も可能になる。

 

 

 

それ故分詞句は被修飾語の直後に配置しなければならない。