日本人が使いこなせない英語

医療現場で使われている英文を考察します。

前置詞句は形容詞には付けられるが、前置詞には付けられない!

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「be about to do」は正しく、「worry about to do」は誤っている理由

 

答え: 前者の「about」は形容詞であり、後者の「about」は前置詞であるから。

 

前置詞は2つ並べて使うことができない。後者では「to」不定詞句ではなく動名詞句を使わなければならない。

 

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写真: 大動脈解離の手術で使われる人工血管

写真出典: Japan Lifeline

 

例文1

The patient who had been carried by an ambulance was about(a) to undergo a deadly surgery for the aortic dissection(b).

救急搬送された患者はまさに致死率の高い大動脈解離の手術を受けようとしていた。

 

用語

aortic dissection

np*

大動脈解離

*np:  noun phrase

 

解説

(a) ...  「about」は形容詞であるため「to」不定詞句を続けることができる。

(b) ...   前置詞句「to undergo a deadly surgery for the aortic dissection」は副詞として形容詞を修飾している。

 

 

例文2

The woman who had found a lump in her breast was worry about(a) being diagnosed(b) with breast cancer.

乳房にしこりを見つけた女性はしこりが乳ガンと診断されることを恐れてた。

 

用語

lump

noun

しこり

 

解説

(a) ...  前置詞「about」に前置詞句を続けることができないため、動名詞句が使われている。

(b) ...  「being diagnosed」は動名詞の受動態であり、元の動詞「diagnose」は前置詞句「with breast cancer」を伴う。